スコットランドで生まれたボウリングは、約900年の歴史があり、当初は、芝生の上にボールを転がしてダイヤモンド型に並べたピンを倒して競いました。
やがてフランス、ドイツ、オランダを経てアメリカに輸入され、ピンの並べ方も三角形となり、ルールも整備されて広く普及しました。
ビーンボウリングは、現在の室内ゲームで大型機械化されたボウリングを、ピン配列から工夫(横列)し、簡便化したものです。名のとおり、豆がはじけるようにピンにボールが当たると反転したり、自動的に元に戻るようになっています。このゲームはコントロールやバランスを競うもので、体格や体力に関係なく、老若男女誰でも楽しめることから、このニュースポーツに注目が集まっています。



平坦な土地であれば屋内、屋外を問わずどこでも出来ます。コートの大きさは、次の通りです。




(1) ピンセット 1
(2) ボール   4(赤・白各2)
(3) 専用レーン 1(0.9m×10m)



ボールは決められた投球ラインと1つ後ろの投球ラインの間(投球エリア)で投球動作をし、投球します。バックスイングと同時に左足を踏み出し(左ききの人は右足)腰の安定を保って踏み出した足にそってボールを転がします。
 注)転がした後、両足とも投球ラインから出てはいけません。



(1)
人数
@ シングル(各1名)
A ダブルス(各2名)
B 団体戦(各10名まで可能)
(2) 室内ボウリングとほぼ同じです。プレーヤーは、ボールを転がして9本のピンに当て、反転したピンの数字を得点とします。
但し、反転後リバウンドし、元に戻ったピンは得点として加算されません。(ガーター)
(3) 先攻後攻は、ジャンケンによって先攻(赤)、後攻(白)を決め、主審のコールにより、プレーを開始します。
(4) プレーヤーは、1フレーム2球(同色球)ずつ投球します。投球ラインからピンまでの長さは、5m、7m、9mで、この3つの投球ラインから3フレームずつ、すなわち9フレーム投げて1回のゲームとなります。
(5) シングルス、ダブルスとも同様ですが、申合せ事項を設けて9フレームとも投球距離を等距離にしてもかまいません。
(6) 得点
@ 9本のピンのうち、中央にある無表示のピンはストライクピンと呼び、最初の投球で反転した場合は20点(ストライク)となります。
A また、2投目でストライクピンを反転した場合はスペアとなり、10点の得点となります。
B したがって、1投目にストライクピンが反転し、2投目で5の表示ピンが反転した場合の1フレームの得点は25点となります。
C ストライクやスペアをとっても、次のフレームには加算されず1フレームずつの得点を合計して競いあうところが、一般のボウリングとは異なっています。
(7) 反則
次の投球動作は反則(ファール)となり、取得した得点は無効となり投順は次投者に移ります。
@ 投球動作中に投球ラインを踏んだり、越えた場合
A 転がした後、足が投球ラインから出てしまった場合
ただし、投球ラインから手が出ていてもかまいません 。
B 投球中、手から離れてレーンに落ちたボールの位置が、投球エリア外だった場合
 注)オンラインもファールとみなします。



審判員は、主審1名、副審1名
@
主審:プレーヤーの右、5mの投球ライン付近に位置し、反則のジャッジや副審から受けた有効得点をスコアカードに記入するとともに、ゲームがス一ムーズに楽しく気持ちよく進行出来るように、責任をもって運営することが主な任務です。
A 副審:プレーヤーの左、ボードの横に位置し、ゲームの進行中反則やピンの影響によってボード上に変化が生じたときは、速やかに元の状態に戻し、安全を確認して主審に試合進行を告げます。また有効得点を逐次主審に報告します。
注)試合中、副審以外はピンに触れることは出来ません

スコアカードの使い方


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