フリーテニスは、米国で生まれたショートテニスを改良したものです。軟式テニスボールを小さくしたようなボールと卓球のシェーク八ンド型ラケットを大きくしたようなラケットで打ち合い、卓球の手軽さとテニスのダイナミックな動きをミックスした独特のスポーツとして日本で普及・発展してきました。



平坦な土地があれば屋内、屋外を問わずどこでもできます。
コートの大きさは、次のとおりです。
シングルスコート 3m×7m
ダブルスコート 4m×7m
ネットの高さ 40 水平に張る。
コートの区画線 4 以内の白線で表す。




ラケット
木製で、全長37cm、打球面上の長さ20cm、幅16cm、柄の長さ14cmの大きさで網目があります。
ボール
直径55mm、重さ23g、白色のゴム製。
約1.5mの高さからコートに落し約50cm〜65pの高さにバウンドするものを使用します。(空気針を使って調整します。)
ネット
長さ4.3m×高さ0.4m水平に張ります。



(1)
対戦方法
・ シングルス1人対1人
・ ダブルス2人対2人
(2) ゲームの進め方、
@
ジャンケンをして、勝った方が最初のサービスもしくはレシーブのいずれかを選びます。
A サービスをする人をサーバーといい、ボールを受けて返す人をレシーバーといいます。
B 主審の「プレーボール」の合図により、最初にサ一ビス権をとったチーム(または人)がサービスをしてゲームを開始します。
C サービスはネットに向かって右側のサービスエリアから、対角にある相手方のサービスボックスに入れます。そして次は、反対側からサービスをするように左右交互に行います。(各セットの最初は常に右側からサービスをします。)
D サービスは1回だけ行います。方法は、レシーバーが用意出来たことを確認してから、べ一スラインの後方の地面にボールを落し、1回目のバウンドをしている間に対角の相手方サービスボックスにラケットで打って入れます。
E ダブルスの場合同じゲーム中は同じ人がサービスを続けます。
F レシーブの方法は、サービスされたボールが、地面(床)にバウンドしてから打ち返します。
注)バウンドする前に、用具や身体、衣服などに触れてはいけません。
G ボレーとスマッシュの回数について
ア. ボレー(サービス以外のボールが空中にある間に打つこと。)
イ. スマッシュ(相手コートに強いボールを叩きつけること。)
ウ. どちらも1回打つと次のボールはバウンドしてから打ち、その次にボレー、スマッシュをすることができます。即ち連続してボレーしたり、スマッシュを打ってはいけません。(反則となり失点)
(3) ゲームの勝敗と得点について
@
1ゲームの勝敗は4点先取とします。但し、両チームが3点の同点となった場合は、ジュースとなり、あと2点連続先取によって決まります。
A 試合回数は通常5ゲームを行います。3ゲーム先取した方を勝者といたします。但し、各種の事情により、3ゲームの内2ゲーム先取、または7ゲームの内4ゲーム先取で行うこともできます。
B 審判の配置と得点または失点となるプレー
ア)
主審と副審はネットの両端外側に位置してプレーの判定をするとともに、得点のコールをします。(副審は主審の補佐役)
イ) 線審は副審の立つ側のべ一スラインの外側に位置し、べ一スラインの判定をします。
※ゲームによっては主審だけ、または主審と副審で行ってもよいことになっています。
ウ) 主審の権限

競技の進行、ルール違反の判定と処置(ボレー、スマッシュ、サービス)などをします。
プレーボール、ゲームセットの宣告をします。
アウト、セーフと違反の判定、指示並びに処置をします。
サービスボールが、ネットまたは支柱に触れて、相手方サービスボックスに入った場合は、1回やり直しが出来ます。
オンライン(線上に落ちたボール)はセーフです。
次の場合は失点となり相手側の得点になります。
1)
ボールが空中にあるときプレーヤーの用具や服装、身体などに触れたときは失点となります。但し、ラケットで正当に受けた場合はセーフとします。
2) サービスボール及びラリー(打ち合っている)中のボールが相手コートに正しく返球出来なかった場合
3) 打球の際、そのボールが2度以上同一ラケットに触れた時
4) 相手コート内に正しく返球できなかった場合は失点となります。
5) コートの上に2度又はそれ以上バウンドしたボールを打った場合
6) ボールが相手方コートの外に落下した場合 但し、ラインに少しでもかかっていればセーフとします。
C 得点の数え方

サービス側の得点を先に、レシーブ側を後に言います。
1-O「ワン・ゼロ又はゼロワン」
3-O「スリー・ゼロ又はゼロ・スリー」
1-2「ワン・ツー」
2-2「ツーオール」
3-3「ジュース」ジュース後の得点はアドバンテージ・サーバー、またはアドバンテージ・レシーバーと言い、再度同点となるとアゲインジュースと言います。


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