クロリティーは日本の伝統的な輪投げと欧米で盛んな馬蹄投げをミックスしたスポーツ輪投げです。
この競技の特徴は、25本の柱を持つ板「クロリティーボード」にゴム製の輪「リング」を投げて得点を競います。リングが柱の中に入らなくてもリングの一部がクロリティーボード(得点板)内にあれば得点となります。また、相手方のリングに投げ重ねると相手の得点を消し自分達の点数にできるなど、味方のリングを有利にしたり相手のリングを不利にしたりすることができます。従来の輪投げに戦暗的な要素を加えて、よりスポーツ的な面白さをプラスしています。
特に専門的な知識が必要でなく、ルールも簡単で競技者の体力に合わせてリングを投げる距離を変えることができます。子供から高齢者まで性別、年齢、体カを問わず、だれでも楽しむことができる健康スポーツといえます。




約1mX10mの平地があれば、屋内外を問わずできます。

ボードは専用の公認ボードです。(75p×75cmの正方形)・投げる距離は競技者の体力に合わせ、3m、5m、7m、9mの四段階で投げる指定位置(ライン)を定めます。



(1) ボード…75cm×75cmの正方形、材質は木製、表面はカラービニール又は塗装仕上げ、ボードの傾斜角度は60度
(2) リング(輸)…20個(1レーンにつき)



(1)
対戦方法には
・.
シングルス(1対1)
・.
ダブルス(2対2)
・.
ミックスダブルス(男女2対2)
(2) ゲームの進め方
@
ジャンケンで投げ輸の順番を決める。
A 審判の合図でゲーム開始。
B シングルスは交互に一個ずつ、各々計10個のリングを片手で投げ、ダブルスは、先攻・後攻が交互に五投ずつ投げます。
(3) 勝敗の決め方
勝敗は、以下の方法により、得点の総合計で決めます。得点は、プレーヤー立会いのもとに、全て、審判員が行ないます。
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シングルス(1対1)
・シングルスー般:5m、7m、9m、各競技10投×3回=30回(満点300点)
・シングルス子供・高鈴者:3m、5m、各競技10投×2回=20回(満点200点)
A ダブルス(2対2)
・ダブルスー般:5o、7m、9m、各競技10投×3回=30回2人合わせて60回(満点600点)
・ダブルス子供・高齢者:3m、5o、各競技10投×2回=20回2人合わせて40回(満点400点)
B ミックスダブルス(男女2対2)
ダブルスー般:5m、7o、9m、各競技10投×3回=30回2人合わせて60回(満点600点)
※競技は、3セットマッチプレーで行います。上記は、!セットマッチプレーの場合
(4) 有効得点
得点の判定はプレーヤー立会いのもとすべて審判員により行われます。各距離3m、5m、7m、9mからボードに向けて投げ輪した後有効な得点を数えます。有効な得点とは、反則しないで投げ輸し、ボード上にリングがあることが条件です。
何点になるかは、ボード上に点数ごとに色分けされたエリアのうちリングが半分以上かかっているエリアの点数によって決めます。

有効得点になる場合は次のとおりです。
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ボード上に単独である場合
A 相手チームのリングの上に重なっている場合。ただし、逆に、相手チームのリングが3分の1以上、上に重なっている場合は得点に数えません。
もし重なっている場合は、上に重なっているプレーヤーのリングが得点対象となります。
B センターポールにかかっている場合
C アクションボードを利用してボード上にリングがある場合。いわゆるテクニカル得点となります。
注)反則や、地面上に1度落ちた後、バウンドしてボード上にあるときは得点として認められません。また、反則やバウンドしたリングの影響によってボード上に変化が生じたときは、審判員により速やかにもとの状態に戻します。
(5) 反則
次のような場合は、リングがボードの上にあっても無効となります。
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審判の指示なく勝手に投げ輪したとき。
A 投げる順番を問違えて投げたとき。
B 投げ輸時に、ラインから足が前に出たとき。
C 投げたリングが落ちて静止しないうちにプレーヤーが動いたとき。
D 両手でリングを投げたとき。
E 1回に2個以上のリングを投げたとき。
F 地上に落ちたリングが弾んでボードに乗ったとき。
以上反則のあった場合の得点は、原則的に認められません。
反則によってボード上に影響を及ぼした場合はゲームを中止し、速やかに原状に戻しゲームを再開します。
(6) 失格
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大きな声で叫んだり、暴れたり、他のプレーヤーに迷惑をかけた場合
A 開始時刻になってもプレーヤーがきていない場合(相手チームの不戦勝とします)
 



主審1名、副審1名とします。

主審:プレーヤの左側に位置し、反則ジャッジや有効点のチェックをするとともにゲームがスムーズに楽しく、気持ちよく進行できるように責任を持って運営することを、主な任務とします。

副審:主審と対角線上のボードの横に位置しゲーム進行中、反則やバウンドしたリングの影響によって、ボード上に変化が生じたときは、速やかに元の状態に戻したり、主審を補佐しながらゲームの進行を助けます。また、有効得点をスコアカードに記入します。


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