ユニカールは1979年にスエーデンで考案されました。この名称の由来はユニバーサル・力一リングにあり、“みんなの力一リング"いう意味を持っています。カーリングは200年以上の歴史のあるスポーツで氷の上でゲームを行います。ユニカールでは氷の代わりに滑りやすい特殊なカーペットを用い、2sから4.2sまでの硬質プラスチックのストーンを使って氷上スポーツカーリングの楽しさを場所、シーズンを問わず高齢者や主婦でも若者と対等に楽しめ味わえるものです。
ゲームは、両チームそれぞれ3個のストーンを交互に投げ滑らせて、相手チームのストーンをはじき飛ばしたり、味方チームのストーンを助けたりして、最終的に相手チームのストーンよりも味方チームのストーンを標的により近づけることを競います。体力よりも仲問同士の作戦と、それを実践するための個人の技がものをいうスポーツです。



平坦なところであればどこでも、スライドカーペットを敷いてゲームが行えます。



(1)
ユニカール・コンペティション(競技会)

ストーン6個 (白色3、オレンジ色3)
直径27cm 重量4.2s
スライドカーペット
1枚 14m×2.8o
(2) ユニカール・スタンダード (一般)

ストーン6個 (青色3、黄色3)
直径27cm 重量3s

スライドカーペット
1枚10m×2m
(3) ユニカール・ジュニア(子供)

ストーン6個 (青色3、黄色3 
直径23cm 重量2kg

スライドカーペット
1枚 7m×1.4m



ユニカールは力よりも技術と戦略が物を言うスポーツです。ほうり投げずに、足元から滑らすように投げてください。
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まず右手で、胸のあたりまでストーンを持ち上げ、ねらいを定めることが重要です。(右手でストーンのグリップを握って、ストーンの滑走面は上を向いている)
A このとき、左手でバランスをとるように軽く支え、次に遠心力を利用するために大きくバックスイングをします。
B ストーンの重さを利用するために左足を1歩踏み出し、低い姿勢で足元から滑らすように投げます。



(1)
ゲームの進め方
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1チーム3人、2チーム6人で試合を行います。
A 1試合6回戦で、先攻、後攻は初回のみサドンデス形式(それぞれストーンを投げて、センターサークルにより近づいた方が勝ち)で先攻チームを決めます。
2回目以後は前回に得点をあげたチームから始めます。前回が同点であった場合、先攻、後攻の順序は前回と変わりません。
B 両チームのプレーヤーは交互にストーンを投げ、相手チームのストーンをはじき飛ばしたり、味方チームのストーンを援護したりして最終的に味方チームのストーンを相手チームのストーンよりもセンターサークルに近づけることを競います。
このような方法で6人全員が投げ終わった後、得点を計算します。これを6回くり返し各回の得点を合計して勝敗を決めます。
C 自分のストーンを投げ終わったプレーヤーはセーフティーエリアに行き、後から投げるチームメイトに投げる方向のアドバイスをすることが出来ます。
D 6回を終了して両チームの総合得点が同点であった場合、サドンデス形式で勝敗を決めます。
E チーム内での投げる順序は自由です。
(2) ゲームに関するルール
次のような場合は反則となり、ストーンは無効となり、直ちに取り除きます。
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ストーンを投げるとき、スタートラインを越えたり、踏んだり、また、そのスタートラインの幅の範囲を越えたりしたときは、反則でそのプレーは無効となります。
A ストーンを滑らさずに転がしたときは、ストーンがセフティーエリアにあっても反則となり、直ちに取り除きます。
B スタートラインを踏んで投げられたストーンや滑らずに転がってしまったストーンによって移動させられたストーン(反則によって移動)は元の位置に戻します。
C ガードラインを完全に越えなかったストーンは失格となり、直ちに取り除きます。ただし、他のストーンに当たってガードラインを越えなかった場合は有効です。
D バックライン、サイドラインから完全に外れたストーンは失格となり、直ちに取り除きます。
(3) 得点の計算方法
@ 試合の勝敗は6回の合計点によって決めます。
A センターサークルに1番近いストーンに1ポイントが与えられます。また同チームのストーンがセンターサークルから1番、2番に位置したときは2ポイント、同じく1番、2番、3番を占めたときは3ポイントが与えられます。したがって1回における得点は通常1対0,2対0、または3対0で終わります。2番目にセンターサークルに近いストーンが相手チームのものであれば、その回の得点は1対0となります。
B 両チームのストーンがセンターサークルに1番近い所に等距離であった場合は引き分けとなり、その回は0対0となります。
また、両チームのいずれのストーンともサークルに触れていない場合も引き分けとなります。


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