第28回スポットライト 2015年10月13日

文責:中嶋理文
はじめに
滋賀県には総合型地域スポーツクラブが51クラブあります。その中に湖南市には「ちょいスポクラブ」というスポーツクラブがあり、設立から8年目を迎えて益々市民から親しまれる存在となっています。
このスポーツクラブの設立から関わり、現在では会長として重責を担っているレイカディア大学スポレク学科・28期卒業の九條親道氏にスポットライトを当てました。
活動中の九條氏を9月10日に訪ね、設立時のきっかけや設立までの苦労話等について話を聞いてきました。
スポーツクラブの設立を思いついたきっかけ
スポレク学科に在校していた時、授業で総合型地域スポーツクラブの話を聞きました。
滋賀県に設立されているスポーツクラブの冊子を見ると出身地の湖南市にはまだ設立されていないことを知り落胆しました。レイカディア大学の目的の一つが卒業後は地域社会に貢献するようにということもあり、設立したいという気持ちを強く持ちました。
設立までの道のり
最初に行なったことは湖南市広報誌に「市長への手紙コーナー」があり、スポーツクラブについて質問の手紙を書いて提出することでした。まもなく教育委員会から連絡があったので、訪問して実情をお聞きしました。設立について手伝いできることがあればさせてほしいと願い出ました。また県からも総合型立ち上げの指導の先生が派遣されキッズクラブで活動しておられ、手伝いの出来る範囲でさせて頂きました。
国からの補助金も最終年度を迎えており、「立ち上げましょう、協力できる事はします」と口にしてしまい、設立準備委員会を立ち上げました。2年間色んな団体や行政関係者また県体協のアドバイザーの方々の指導等を受け、講習会や交流会にも参加して色々な勉強をしました。
PR出来る催事には横断幕やノボリを持参、チラシを配布し総合型スポーツクラブの理解に努めました。
ワンコインの参加費で活動し楽しんでいることや、キッズクラブで子供達と活動していること等を市民の皆さんにアッピールしました。
国からの補助金が降りず会費だけでの運営になるかと心配していたら、市から補助金を頂けることになり、その上施設の利用にも絶大な配慮を頂きました。
またキッズクラブの小学校での体育館使用や市の施設使用等にも理解を頂き大変助かっています。2年間の設立準備期間にスポーツクラブに必要な道具類も取り揃えました。
最後に名称を募集して「気軽にちょっとスポーツしましょう、参加しましょう」の意味を込めて"湖南市ちょいスポクラブ”と命名し、念願の設立を果たすことが出来ました。
今後の活動
今年の湖南市スポーツ推進計画は次のとおりです。
"ずっとここに暮らしたい!
スポーツで つなぐ
きらめき湖南”
わが「湖南ちょいスポクラブ」は、設立から8年目を迎えました。今まで県をはじめ各方面から多大なご理解とご協力や指導を受けてきたことに感謝しています。
わがクラブも湖南市スポーツ推進計画にお手伝いできる範囲で積極的にしていきます。そして輝かしい10周年に向かって張り切って活動して行きます。
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9月10日訪問時の活動状況
取材に訪れた9月10日には約80名の方がウォーキングや卓球、バドミントン、健康バンド等の活動をされていました。活動されていた状況を写真撮影しましたので、その一部を紹介します。 |

ウォーキング(ランニングロード)前の準備体操
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総合体育館入口での受付風景
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参加者全員で準備体操
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連絡事項等の話をされる会長の九條氏
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新しくスラックラインという平衡感覚を養う器具が導入され担当者が披露を兼ねて実演された
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卓球サークルの活動
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ビーチボールサークルの活動
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バドミントンサークルの活動
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パドルテニスサークルの活動
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健康バンドサークルの活動
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次の記事は滋賀の総合型地域スポーツクラブガイド2014に
掲載されたものです
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